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2013.8.5.(月)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第12回 「世界のニッポンという視点」(2013年8月5日)

週刊コラム 時事問題をディベートで紐解く
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話 第12回

今日のお題は、世界のニッポンという視点。

こんばんは

世界水泳で
萩野公介選手が銀メダル二つの活躍!!
うれしいニュースね。
日本にとっては、400m自由形で53年ぶり、
200m個人メドレーでは初のメダル。
そして、15レース以上の泳ぐ過酷なスケジュールをこなす貪欲さ。
太田龍樹が初めて著作を世に送りだしたときに
言っていた言葉。
「想うとかなう、想うから叶う。」
北京五輪8冠のマイケルフェルプスをめざし、
「自分にも必ずできる!!」という想いを秘める。
想像を超える練習をずっと続け、人並みはずれた「体幹」を作り上げた。
魂を揺さぶる泳ぎが感動を呼ぶ。

一方で、残念な出来事がふたつ。

某化粧品会社の、美白化粧品事故
肌がまだらに白くなる「白斑」被害が深刻化。
約4千人が被害を受けている。
この問題の根本は、会社の対応の遅れにあるのよ。
2年まえから認識していながら
美白ブームの火を消してはいけないと思ったのかしら。
ひとの身体の問題なのよ。
二丁目でも化粧にはうるさい先輩方が多いんだから。
ほんとに何考えてるのかしら。

もうひとつは、
麻生太郎副総理の、憲法改正に関する失言。
ドイツ・ナチス政権を引き合いにだして
「ナチス憲法」なるものを持ち出し、世の中を混乱させる。
ことの是非はともかく、
昔からある癖だろうか、「手口をまねたらどうだろうか」
と、いかにも軽口な発言。
戦後60年以上かけて築いてきた
平和国家日本の根底を揺るがしかねない。

太田龍樹の著書『すごい説得力』(三笠書房)
終章で、「人間的魅力」について書かれている。
論理や情熱をとことん学ぶのはとても大事。
でも、「最後は『人間力』がものをいう。」
この人間力の10の要素のなかに
「誠実で素直」というのがある。

人間って経験をつめば余裕も生まれるし、
また一歩上へ行きたくもなる。
でも、失敗や挫折で立ち止まらなければならない時もある。
真摯に謙虚にならなければならないし、
たち止まって反省しなけれなならない。
上のふたつの問題は、それを完全に忘れている。

今回の問題が
世界へと波及している。
日本の政治、日本のブランドが
たったひとりの失言で、たた1社の不祥事で崩れかねない。
東京オリンピックの招致問題もある中で
戦後、日本が築いてきた信義や真摯な姿勢を大事にしたいし、
あたしたちも他人事だと思わないで、
そういう行動をとっていかなくてはならないわね。

日本のために、そして感動を与えるために、
がんばってる人がたくさんいるのだから・・・

それでは また

BY ひろ☆たかさわ

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