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2015.8.3.(月)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第115回 「横綱白鵬の功績と求められる品格」(2015年8月3日)

週刊コラム 時事ネタをネオ・ディベートで紐解く
ひろ☆たかさわの ディベートちょっといい話  第115回
※8月23日開講、第15期『使えるディベートセミナー』の受講枠が、おかげさまで、あとちょっとの状況です。ご興味ある方は、お早めに。

こんばんわ
猛暑のなか
水の事故が相次いでいるようだから
海水浴にいかれるかた、小さなお子様にも充分注意してくださいね。
俳優の加藤武さんが7月31日に亡くなるという訃報が流れた。
享年86歳。名わき役として存在感があった。
その半生をみると
東京・築地に生まれ、歌舞伎を見て育ち
早稲田大学を出ると、
一旦は教員になるも、夢をあきらめられず文学座に入り
芝居の道にはいる。
舞台や映画、TVドラマで活躍され、
最期はトレーニングジムのサウナで
病気もせずお元気なまま、突然帰らぬ人になった。
「歌舞伎、早稲田、サウナ」というところに
なぜか親しみを持ってしまったわ。
きっと安らかに眠ってらっしゃるのでしょう・・・・・・
ご冥福をお祈りいたします。
一方、大相撲の主役・横綱白鵬は
名古屋場所の千秋楽の
横綱決戦に勝って35度目の優勝を決めた。
照ノ富士や逸ノ城という若手が台頭してくるなか、
ひとり横綱として安定感ある
そして最後は熱戦をみせてくれたわ。
でも、この名古屋場所でも
土俵の下で力水(ちからみず)を額からかぶったり
勝負がきまったあとに、相手の顎をわしづかみにして突き放すという
横綱というよりも相撲道の品格を問われるような行為が
問題となった。
「わかっててやっているのか?」と思えるほど
繰り返し行われていること、
それを本人に直接注意できない協会にも
批判がある。
作家の、やく蜜龍(みつりゅう)先生は
この白鵬問題について記者団の質問にこたえ
「国籍を超えて、引退後の年寄名跡襲名できるように
がんばろうと思ってたけど、
今回のは、重なる大罪で看過できないよ。
第一人者のエートス『品格・立ち振る舞い』ってのは
まわりだけではなくて、次世代を担う人間にも
ものすごい影響するわけだからね。
舞の海が言った『力が落ちた』発言に火がついちゃったし
ひとり横綱の責任にまわりのふがいなさで
いろいろ想いはあると思うけど、
ぐっとこらえて静かに笑ってるぐらいじゃないとね。
偉大な横綱を背中で語って欲しいよ。」
と述べている。(引用元記事)
もちろん、
あたしたちはディベート的思考をするから、
白鵬の功績もちゃんとみてるわよ。
朝青龍がいなくなってからは
事実上ひとり横綱の責任を果たし、
八百長で汚された相撲界を安定感ある相撲で救ったのも
白鵬の功績と言える。
舞台では主役をつとめ
リーダーとして実力で引っ張らなくてはならない。
国境をこえて今の地位をつくった。
だからこそ
ギリギリの状態で守り続けるいまの白鵬に
周りを見て、声に耳を傾ける「謙虚さ」があれば、
アンチ白鵬コールなどおこらない。
だって、前人未到のヒーローのはずなのだから・・・・・・
まだ挽回できると思うけど
もう後はないわ。
ライバル、突き上げる後輩力士、
そしてまわりを固めるわき役たちのためにも・・・・・・
それでは また
BY ひろ☆たかさわ

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