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2015.9.21.(月)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第122回 「ラグビーW杯、南アに歴史的勝利」(2015年9月21日)

週刊コラム 時事ネタをネオ・ディベートで紐解く
ひろ☆たかさわの ディベートちょっといい話  第122回
こんばんわ
豪雨に加えて
地震や噴火の自然災害で
相変わらず不安な日々が続くけど、
この週末、日本を激震させたのは
ラグビーの日本代表だったわね。
第8回ラグビーW杯がイングランドで開幕し、
日本代表が、予選リーグの初戦で
ラグビー界の横綱である南アフリカに
歴史的な勝利で世界中を震撼させた。
このことが、どれだけすごく
どれだけあり得ないことかを、いろいろなひとが例えているけど、
この地球がひっくりかえってもおこらないような出来事を
新聞やネットでいろいろ表現しているわね。
横綱が、活きのいい三役力士や平幕力士に
たまに負けることはあるけど、
ラグビーの歴史を見てきたひとにとってみれば
対戦するのもおこがましい、
まだ幕の内にあがったばかりの素人軍団が
いきなり、場所の初日に
3分近い熱戦を演じて
横綱を寄りきりで下したというところかしら。
南アフリカは
過去、優勝二回どころか
予選リーグでの敗北は
ラグビーの母国イングランドに一度敗れただけ。
決勝トーナメントも含めた通算成績は25勝4敗。
映画・インビクタス「負けざるものたち」では
人種隔離政策が続いた南アフリカ共和国で
1994年に黒人初の大統領になったネルソン・マンデラが、
白人と黒人の融和のなかで奮闘し、
1995年に見事W杯初出場・初優勝を飾った
ラグビーの代表チーム「スプリングボクス」を
映画化したもの。
ラグビーは、
発祥の地、英国とその周辺のフランス・イタリア、
そして、南半球のニュージーランド、豪州、そして南アフリカ。
ここのチカラと、それ以外の格差が圧倒的に開いている。
それは、歴史や体格もそうだし、
国としてのラグビーの捉え方がそもそも違うから。
でも、この試合を見て
信じられないけど、
日本はすでに、新入幕力士ではなく、
まだ経験は浅いけど立派な三役力士になっていることが
この4年間の軌跡や実績をみるとわかる。
日本は、2019年には自国でW杯を開催する、
その最後のステップでもある。
巨象にせめられても一歩もひかない
鋼の精神力や、
最後まで走り続けられる持久力を
この大会に向けて
築きあげてきたことがわかるわ。
この4月から
海外組もうまく調整して
トータル130日間の合宿を行い、
朝5時から3部練習のハードワークを重ねた。
どんなにきついかは、
経験者ならわかるでしょう。
まさに、量が質に転化し、
それがあらゆる自信と結束につながった。
この試合をライブ映像で観ていた矢沢龍吉(りゅうきち)は、
深夜のライブバーで記者団の質問に答え、
「いままで日本ラグビーは
散々な目にあってきたけど、
ここでやっとおとしまいをつけたよね。
花を咲かせるのはこれからってことよ。
勝因はさまざま伝えられているけど、
あまりみんな言わないから言わせてもらうけどさ。
スクラムやラインアウトといった、
セットプレーを確実にとる。
ノックオンなどのイージーミスをしない。
そして五郎丸がゴールキックを正確に決める。
この3つなんだよね。
目立たない基本がしっかりできてるわけよ、
世界の大舞台の初戦で。
タックルを127回浴びせた。
守って守って離されずくらいついて
最後は豪快に攻めたね!!
指揮官のエディー・ジョーンズさん
ビッグなことやってくれちゃったよ。興奮したね!!」
と述べている。
主将のリーチ・マイケルや五郎丸も
歴史を残したからそれでいいなんて思ってない。
過去7回のW杯で
予選リーグ24戦のうち1勝しかしたことなかった日本が
初めてベスト8進出の壁を越えられるのか?
選手と同じ挑戦者の気持ちで見守っていきたいわね・・・・・
それでは また
BY ひろ☆たかさわ
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