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2015.10.13(火)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第125回 「『設計図』なき船出ー1億総活躍社会」(2015年10月13日)

週刊コラム 時事ネタをネオ・ディベートで紐解く
ひろ☆たかさわの ディベートちょっといい話  第125回

こんばんわ
日本人ノーベル賞
連続受賞で歓喜に沸いてから1週間。
第3次安倍内閣が発足した。
経済最優先の政策をすすめるとともに
「1億総活躍社会」の実現を目指すという。
新しい発想やアイディアを出すのはよいけど、
どこの報道を見ても、
なにをするのか「設計図」なき船出。
「1億総・・・・・・」って言葉、
どのようにとらえるかしら?
「国民全員がみんなで!!」
っていう前向きな意味もあるけど
1970年代の「1億総中流社会」や
「1億総白痴化」
(1950年代に大宅壮一氏が発言し流行語となった)など、
意味を考えると、
「猫も杓子も・・・」、 「大勢に飲み込まれる」とうような、
ネガティブなひびきもあるような気がするわ。
年月かけて議論してきたのだろうけど
こういう言葉の響きやニュアンスって
ひとのこころにどう届くのかを考えると難しいわね。
言葉は生きているから
時代によって使い方は変わるというひともいるけど、
こういう誤解が生じそうなものは
説明が必要だし、
そもそも言葉の底を流れる理念は変えられない。
大きなヴィジョンはあるけど
定義やプランがまるでない状態。
「1億総活躍大臣を廃止すべし」というディベートをするにも
反論もできないし、
本当に日本の未来をつくっていく方法論として正しいのか?
さまざまな政策とともに
国民が見守っていかなくてはいけないポイントになりそうね。
それでは また
BY ひろ☆たかさわ
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