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2015.12.16(水)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第134回 「水木しげるさんと野坂昭如さん」(2015年12月16日)

週刊コラム 時事ネタをネオ・ディベートで紐解く
ひろ☆たかさわの ディベートちょっといい話  第134回
こんばんわ
ここのところ
また著名人の訃報が続いたわね。
11月30日に「ゲゲゲの鬼太郎」の水木しげるさんが93歳。
12月9日に野坂昭如さんは85歳で生涯を閉じた。
水木さんは
鳥取県境港で育ったのだけど、
決して学業優秀だったわけではないわ。
学校にも入れず、学業はどんどん遅れた。
戦争では船での南国行きを命じられ、
そこで左腕を失ったが、
日本に帰国後、それでも漫画を描き続けた。
妖怪並みの大食漢で
食欲で90を過ぎても食欲は落ちなかった。
「火垂るの墓」の野坂さんも
戦争では、飢餓にあえぎ
ろくに食べ物も与えられずに妹を失うなど
苦しい生活を乗り越えている。
作家や歌手、政治家として
少し世の中を、一歩引いたところからみて
独自な路線を歩む。
一度は参議院に当選するが、
体制に迎合することなく主張を繰り返し
半年で辞職して衆議院選挙で田中角栄と同じ選挙区で対峙するが
見事に落選。その後、一度も当選することはなかった。
大島渚夫妻の真珠婚パーティーで
野坂さんが祝辞をユーモアたっぷりに読み上げたあとに
大島さんを殴った事件は有名だけど、
いまでこそ傷害罪で訴えられそうなこのエピソードも
ギラギラと燃えて
ダメなものはだめだとその場で拳で伝える熱情は
その時代の野坂さんを象徴している。
ミュージシャンの矢沢龍吉(りゅうきち)は
この訃報について記者団の質問にこたえ
「ふたりの大先輩、すげえよね。
普通に王道を生きてないから。
世の中を変えようという想いだけでなく
幼少期からの悲惨な体験して修羅場を潜り抜けた経験が
その信念の強さを生んでいるんだよね。
豪快に飲み食いするし、
自分を捨てても、ダメなものはダメと言える。
そんなところがひとのこころ、打つんだよね・・・・。」
半生を調べていくと
すさまじい人生模様が描かれている。
あたしたちも
そんな日常の試練にぶち当たっても
必ず未来は拓けると思って
前向きに生きていかなくてはならないわね。
ご冥福をお祈りいたします。
それでは また
BY ひろ☆たかさわ
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