BMブログ

BMブログ記事詳細

2016.11.15(火)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第182回 「ルールの必要性」(2016年11月15日)

週刊コラム 時事ネタをネオ・ディベートで紐解く
ひろ☆たかさわの ディベートちょっといい話  第182回

こんばんわ
米国大統領選は、
また事前の予想を覆しての
トランプ氏の勝利!!
この事前の予想って、あたしの予想でもあるんだけど、
株式市場や為替相場といういわゆる「マーケット」が
ヒラリークリントンの勝利をほぼ確信して
選挙当日の朝、
ドル買いをすすめて1ドル=105円まで進んだ。
だけど、トランプ氏優勢が伝わると
為替市場は一気に逆の動きをし
日本の株も1000円以上さげた。
その翌日には完全に相場はもどしたのだけれど
この、日本時間におこった出来事は説明つかない。
これは、
「マーケット(資本市場)」と「国民感情」は、
完全に「分断」されているといえる。
この「国民感情」について
トランプ決定後、反トランプのデモの様子が
たくさん映し出された。
「外交と内政」という対立軸のほかに
「富裕と貧困」、「格差と平等」など
国民を分断する要素はたくさんあるわ。
ただし、あたしが思うのは、
民主主義というルールのもとの選挙はおこなわれているということ。
選挙人方式という少し普通とは変わった点もあるけど
多数決で決めたことには、従わなければならない。
この、「民主主義」や「多数決」というのは
政治的に問題点があるのはよくわかる。
本当に民意の反映ができるのか?
衆愚政治につながるのでは?
でも、大統領制をしいて
国民がみんなで投票して決めようというルールがあるのだから
結果に文句をいうのはルール違反よね。
ここのところ
老人による交通事故で痛ましい死亡事故が続いた。
命が奪われるという重大なことがおこっているのに
「老老介護」や「貧困」の問題という
事故を起こした老人への同情や擁護の声がある。
でも、この議論を比較したときに
どう考えてもひとの命には代えられない。
いや、人の命を守るためであれば
打たなくてはいけない対策なのよね。
やっぱり「法律」という「ルール」をつくって
事故は防がなくてはならない。
決めなくてはいけないルール
守らなくてはいけないルール
理解しなくてはいけないルール。
みんなが勝手なことをしだすと
規律の無い、無法地帯になって、
収集がつかなくなり
組織であれば崩壊に向かう。
あまり厳しすぎると、ルールにしばられて
個性無く人間味がなくなる、
考えることをやめるという側面があるかもしれないけど
少しハードルの高いルールを定めて
それをきちんと守りながら自分を高めることは
できるのよね。それは、組織の進化にもつながる。
成熟した資本主義とグローバル化した経済のなかで
国民が米国次期トランプ政権を理解し支えながら
世界をリードしてほしいと思う。
そんな簡単な議論ではないけど
ルールを理解せず「分断」が続くのであれば、
崩壊にむかう危険もあるのだから・・・・
それでは また
BY ひろ☆たかさわ

※お知らせ
いよいよ、来年1月14日(土)から、第20シーズンのスタート。
受付を開始しています!!
太田龍樹の特別講演もある『使えるディベートセミナー』。
どうぞ多くの方のご参加お待ちしております。
↓↓↓↓↓ご興味ある方はコチラ↓↓↓↓↓
http://www.burningmind.jp/debate_seminar/

PAGE TOP