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2017.6.6(火)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第211回 「正々堂々」(2017年6月6日)

週刊コラム 時事ネタをネオ・ディベートで紐解く
ひろ☆たかさわ の ディベートちょっといい話  第211回

こんばんわ
イギリス・ロンドンで
またもテロが起こり死傷者がでたわね。
7人が死亡、48人が病院へ搬送されたとのこと。
度重なるテロの不安を思うとともに
卑怯・卑劣、姑息な手段に憤りを覚える。
いじめ問題でも組織の隠蔽が明るみに。
おととし茨城県取手市で、
「いじめられたくない」と日記に書き残して女子中学生が自殺した問題で、
市の教育委員会は、いじめはあったと認めたうえで、
調査の見直しを検討すると明らかにした。
市の教育委員会は
「いじめの事実はなく重大事態に該当しない」と一度議決していたけど、
自殺したことそのものが「重大事態」だったとして、
この議決を撤回し、両親に謝罪する事態となった。
なぜ、責任を回避しようとするのか?
ひとりの尊い命がいじめで奪われた可能性があるにもかかわらず、
組織的に隠蔽しようとする。
汚点を残したくない、自分の経歴に傷がつく
そんな人間の心理や力学が、組織にも働くのでしょう。
「大関の名に恥じぬよう、正々堂々精進します。」
新大関・高安の伝達式での口上。
この4文字熟語の口上は、人気をフィーバーした若貴がつくったもの。
「不惜身命」「一意専心」など、考え抜いた言葉が
逆に、次の力士にも期待されるところだけど、
「正々堂々」シンプルでよいわよね。
シンプルといっても、語源を調べてみると、
孫子の「軍争篇」。
「正正の旗、堂堂の陣」で「旗の列が整い、士気の盛んな軍隊」を意味する言葉だそう。。
そこから、
公正で偽りなく、真正面から事を行なうこと。
正しく整っていて勢いの盛ん。
正々は正しく整っている様で、堂々は威厳があって立派な様を
意味する言葉となったのね。
正々堂々の取り口。
立ち会いでしっかりあたって相手を受け止めて
正攻法の相撲をとる。満員の観客をうならせる。
そんな伝統ある大関の地位を汚してはならないという想い。
その裏で
八百長が蔓延した相撲界への警鐘でもあると思うわ。
「スポーツマンシップに則り
正々堂々、闘うことを誓います」
高校野球の選手宣誓は
ルールのなかで潔くたたかい、
その結果負けても、その努力や健闘を称え、勝者への称賛を贈る。
そんな文化でありたい。
世の中への報復、無言の意思表示としてのテロは、
この「正々堂々」の正反対をいく。
宣戦布告をせずに奇襲をしかける、
罪のないひとの命を奪い、恐怖のどん底に陥れる。
もちろん、スポーツの中にも
ルールの中での奇襲攻撃は
観客をあっと言わせるものもあるけど、
ただ勝つためだけの違法スレスレが、見ているものに不愉快な思いをさせないかが
ひとつの判断基準かもしれないわね。
「正々堂々」正面から立ち向かう。
不正を許さない、ミスがあったら正直に言う。
そのために自分の懐が痛んだり、もしかしたら経歴に傷がつくのかもしれないけど、
この正直に愚直に生きることができるのって
なにかのきっかけが必要なのかもしれない。
自分も深く傷つき、相手を思いやる気持ちを持つ経験が必要なのかしらね。
そして、周りがなんと言おうと正義を貫く、
本当にそれができるのは、並大抵なことではない。
組織の隠蔽が、
社会的批判だけでなく、誰かを傷つけていることは
ここ一連の不正事件で学べること。
「正々堂々」
自分が傷ついても、相手を傷つけないくらいの心のエートスが欲しいし
それが個人でも、組織でも、
リーダーでも、組織の一員でも
「ルールに書いてない自分の生き様」としてもっていて欲しいわね・・・
それでは また
BY ひろ☆たかさわ

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