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2018.10.15(月)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第275回 「本庶佑教授、ノーベル医学生理学賞」(2018年10月15日)

週刊コラム 時事ネタをネオ・ディベートで紐解く
ひろ☆たかさわ の ディベートちょっといい話  第275回

こんばんわ

日本人ノーベル賞がまた今年もでたのね。
ノーベル医学生理学賞を、
京都大の本庶佑(ほんじょ・たすく)特別教授。
本庶さんは、体内の異物を攻撃する免疫細胞の表面に、
「PD―1」という免疫の働きを抑える分子を発見。
この分子ががん細胞に対して働くのを妨げて、
免疫ががんを攻撃し続けられるようにする画期的な薬が開発され、
複数の種類のがんで使われているそう。

76歳。この発見から、
オプジーボが世にでるまで
20年かかった。
莫大な量の実験を繰り返した。
量が質を凌駕するとはまさにこのことね。
このあきらめない姿勢にくわえ
やはり、好奇心なのだという。

こういう人材を排出する要素や環境は
どこにあるのだろう?
この研究成果も、
人の役に立ちたいというところからはじまったそうだけど、
日本の首相になって、大企業の社長になって
世の中を動かしたいという野心は、
そのなりたちは説明がつかない。
DNAなのか、環境なのか。

それは、教育環境にも
もちろんよるのだけど、
教育に造形が深い、映画評論家の寺脇研氏が
日本の道徳教育に疑問をなげかけている。
金持ちより貧乏のほうが誠実なのかと問いかけ、
夢に見た大舞台をあきらめてひとりの子どものために手品をみせにいった
手品師の実例に疑問を呈している。
これは、小学校のすべての出版社の道徳の教科書に載っている話。

ここでは、
その野心や個性のことは話されない。
あくまで、子どもとの約束をまもり、
大舞台の夢をすてたという美談をみて子どもがどう思うのかを問うている。
これをみて、
子どもの競争心や夢、
お金を稼ぐことへの考えが固執するとは思えないけど、
たしかに、厳しい世の中に出ていくという、
そこでなにかを達成しようという教育は、
教科書には載ってないかもしれない。
一人が特別なことをしていくということだから。

自分がなにをすべきで、なにが正しくて、
どう判断したらよいのかを考えるチカラを養ってほしいわね。
本庶先生も、この研究をするのに
外交官になるか、弁護士になるか、悩んだという逸話が書いてあったけど、
ひとに流されず、自分の人生のストーリーを考える。
そんなことが大事なのよね。

それでは また・・・・

BY ひろ☆たかさわ




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