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2018.12.10(月)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第277回 「サブスクリプション 定額利用」(2018年12月10日)

週刊コラム 時事ネタをネオ・ディベートで紐解く
ひろ☆たかさわ の ディベートちょっといい話  第277回(編集部注…11月4日に書いたコラムです)

こんばんわ

11月にはいると
最近は、ノーネクタイのカジュアルから
ネクタイを締めて、いよいよ年の瀬にむかう時期になる。
今年はどうだったのかしら・・・なんて振り返るのは
まだ早いのかもしれないけど、
株価もあがってきて、景気も上向きなのかしらなんて
思ったらいけないのかしら・・・

いろいろな新しい産業が出てきて、
お金の投資先もどんどん変わっていくのだけれど、
景気がよくなるかどうかというのは、
企業もそうだけど、最終的には個人消費。
つまり個人や家計の財布のひもが緩まなければ、
おかねは流れないのよね。
つい、老後や将来設計の不安から
お金があっても使わないってことが多いのかしら。
もちろん、エコロジーも考えて無駄遣いはいけないけれど・・・

それでも、
ひととひととが交わるのには、
飲み食いにお金も必要だし、
勉強したければ身銭をきって学ぼうとする。
物欲という人間の本能は、
理屈をこえて目覚め、
車やバイク、趣味の世界にお金をかけることは、
ある意味、生活に必要な「心の支え」でもあるのでしょう。

住むなら「持ち家か?賃貸か?」なんて
ひとりディベートの題材によくなるのだけれど、
所有するか?あるいは利用したいときだけ借りるか?というのは
その経済的背景やリスクもあり、
また、自分で所有する満足感や欲望、ステータスでもある。
レンタルという概念は、
音楽CDや結婚式の貸衣装など、昔からあるものだけれど、
昨今、所有から利用へという
「サブスクリプション型ビジネスモデル」が本格的に謳われはじめてきた。
所有すれば自分のものになるけれど、
いつか老朽化して、買い換えるかメンテナンスが必要であるのも事実。
ずっと使っているものならよいけど、
せっかく買っても、たまにしか使わないなら、
使うときだけ借りたら?とか、
使わないときは貸したほうが有益なんて思うのは、
経済合理性を追求しすぎなのかしら。

トヨタ自動車が、
複数の車を手軽に乗り換えられる
「定額制」のサービスやカーシェアリング事業を始めることを
発表した。
一定額を払って、ある期間は「クラウン」や「レクサス」
ある期間はSUVのスポーツカーなんてことが可能になる。
自動車産業という、日本の根幹をなす部分で、
車を販売するという概念から発想を切替えたというのは、
まさに、車の利用者という視点だけでなく、
日本経済、従業員や下請けの工場にもすべて影響がでる、
大変革という予感もする。
消費者側からは、
ものへの執着が薄れているという現代社会の実状を表しており、
企業側からは
ただ単にモノを売ればおしまいという側面から、
いかに継続的にニーズを捉えていくかという
顧客リレーションがより重要になる。

この「サブスクリプション」=定額利用という概念が
是なのか非なのかを、
キャスト毎にひもといていくのがディベートなのだけど、
これだけ情報があふれて世の中に「選択」する機会が与えられるなかでは
良い・悪いということより、人間の価値観の変わり様を説明しければならないわよね。
これを論理的に証明するのは難しいのかしら。
30年まえと比べ、経済合理性は変わらないけど、
「時代は流れてるんだから・・・」では理由にならないのよね。
そうは言っても、時代の流れにとりのこされると、
企業はどんどん淘汰され、
あたしたちも、生きていけなくなるから・・・

それでは また・・・・

BY ひろ☆たかさわ




BURNING MIND『ディベートの基礎知識・ディベートとは』

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