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2013.10.28.(月)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話 
第24回 「祝・日本シリーズ開幕記念、野球の神様っているの?」(2013年10月28日)

週刊コラム 時事問題をネオ・ディベートでひも解く
マー君、神の子、不思議な子・ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話 第24回

今日のお題は「祝・日本シリーズ開幕記念、野球の神様っているの?」

こんばんわ

日本シリーズが始まったわね!!
今年は田中マー君の大記録も話題だけど、
楽天がリーグ制覇したという偉業も
また味わい深いわ。

球団創設9年目での念願の初制覇。
東北仙台に本拠地を置き
震災を乗り越え頂点に立った。
なぜ勝つことができたのかしら?

そこで、
二人の名将のバトンリレーにスポットライトをあててみるわ。

まずは、IT野球の草分けである野村克也監督。
徹底したデータ野球を叩き込むテクニック野球の印象があるけど、
「ノムラの考え」という人間学を選手に徹底的に教え込む。
一時間や二時間話し続けることもあるそう。
毎日毎日ミーティングを重ねる。

野村監督は、選手の茶髪やヒゲを禁止している。
「野球で結果を出せばよい」と思ってる若手選手も
みな、野村流の教えに共感する。
そして「野球の神様はいるか?」との問いに
田中将大も、キャッチャーの嶋も、「神様は、いる」といって、
球場のごみを拾ったり
ひとが見てないところで、ひとのために動く。
その真摯な基本姿勢が野球の前にあるのね。

太田龍樹の著書 『話し方にもっと自信がつく100の法則』(中経出版)
第4章において、 「見栄え力」を磨くということについて書かれている。
話の内容がどんなによくても、話し方や見かけが悪ければ伝わらない。
だから、顔の肌ツヤにこだわり、ひげは絶対にはやさないという。

太田もまた、ディベートを学ぶことよりも、
人間的魅力の重要性を説くひとりである。
テクニックを学ぶことより何より
ひとから信頼を勝ち取り、支持されるために何をすべきなのか?
そこからしかコミュニケーションは生まれないのだと。

楽天の強さのひとつは
2006年から2009年まで、楽天の基礎を作った野村監督の
この人間力をつけさせる教育哲学と、その人間観察力にあるのね。
そして、情熱の闘将・星野仙一が3年間で見事に花を咲かせた。

野球解説者の星野龍一は、
大阪の立ち食い焼肉店からでてきたところで
記者団の質問にこたえ、
「ノムさんから仙ちゃんへのバトンリレーは
2003年の阪神と一緒やけど、
あんときは日本一になれんかったからのぉー。
今回は51対49でもええから、勝たんとあかんで。」
と言っている。

2005年に、
何も無いところから作り上げた雑草球団が
震災を乗り越え、
いま、常勝を課せられたジャイアンツと互角に闘っている。
そこには、
テクニックだけでない、9年間で作り上げられた強さがあったのね。
第7戦までもつれる熱いシリーズを期待しちゃうわ・・・

それでは また

BY ひろ☆たかさわ

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