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2014.10.9.(木)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第73回 「新幹線~インテグレーティブシンキング」(2014年10月9日)

週刊コラム 時事ネタをネオ・ディベートで紐解く
ひろ☆たかさわの ディベートちょっといい話  第73回
(10月6日午前6時37分に書いたコラムです)


こんばんわ

また週末からの異常気象
暴風雨が日本の本州を襲いだしたわ
海外で波にさらわれたりしないよう、
くれぐれも注意してくださいね・・・・・・・

東海道新幹線は、
今日6日の朝から8本の運休
いまや大都市圏を結ぶ大動脈としての
新幹線の運休は、
多くの方に打撃を与えるのでしょうね。

そんな新幹線も
1964年の東京・大阪間開通から50周年を迎えた。
当時、3時間でこの大都市間を結ぶ列車は、
「夢の超特急」とよばれ、
東海道新幹線だけでも一日42万人が乗降する。

いまでは東北・上越から九州まで新幹線が拡充され
来年には北陸、北海道も開通するそう。
この「安全性」と「スピード」の両方を兼ね備えた技術は、
日本が誇れるもの。

開通以来、脱線は2回(いずれも大地震のとき)、
死亡事故はゼロ。
この安全性と、スピードや発車到着時刻の正確性の両方を兼ね備えるのは、
50年前の日本では考えられなかったでしょう。
「安全」と「正確」「スピード」。
この相反するふたつの概念を両方取り込むことに成功したのね。

この考え方を、「インテグレーティブシンキング」という。
ふたつの相反するものを、どちらかに決めるのではなく、
同時に保持し、さらにその両方を上回る解決策に導く思考方法。

高度成長期から今に至るまで
日本の技術者や鉄道関係者が必死の想いで産みだした。
まさに日本ブランドの象徴的な存在になった。

興味深いのは
3分ごとに正確に運行する新幹線を支えているのは
ターミナル駅で、8分で16両の車両清掃を終わらせる
作業員のみなさまの技術だそう。
海外の記者が驚くほどの機敏なうごきと正確性。

こんな新幹線、これからも味わってのらないとね・・・・・・・

それでは また

BY ひろ☆たかさわ

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