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2015.1.20.(火)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第88回 「阪神大震災20年」(2015年1月20日)

週刊コラム 時事ネタをネオ・ディベートで紐解く
ひろ☆たかさわの ディベートちょっといい話  第88回
こんばんわ
先週末は
阪神淡路大震災から20年の特集が
テレビ番組で多くくまれたわね。
おもに被災した神戸市の知られざる映像が,
何度となく流された。
本当に一瞬の出来事だったことが、生々しく伝わってくる。
新宿2丁目でも、当時の生の声を聞いた。
前日、1月16日の夜遅く、
日付が変わるまで仕事をしていたひとの話をきいた。
神戸市兵庫区の大開通で「赤い月」を見たという。
その数時間後に、激震が走る。
当時、神戸市内の中学生だった女性は
通学途中にそのがれきの風景を見たことは
20年経ても鮮明だという。
今年成人を迎えたひとは、それを知らない。
戦後うまれのひとが戦争を知らないのと同じく。
だから、
歴史を学ぶのと同じく、
その悲劇や労苦を学ばなくてはいけないし
自分事として、そのことを考えなくてはいけない。
震災も、戦争も。
改めて、1995年1月17日という日付だけでなく、
5時46分・6434人という数字が
脳裏に刻まれる。
ディベート的思考でも
この災害について考えることはある。
原発依存の問題、東京一極集中、
都市のありかた、耐震建築の安全性
すべてを災害対策最優先にすると
失われるものや、うまくまわらないものもある。
無尽蔵なコストがかかることもある。
その議論をして新しいものを産み出していくのがディベート。
神戸市というのは、
人口150万人の、全国12の政令指定都市のひとつ。
震災から20年を経て
一部の地域に課題は残るけど、劇的な復興を遂げた。
でも、これから先
全国各地、いつどこでなにが起こるかわからないわ。
阪神大震災この20周年をきっかけに
もう一度現場のひとの声に耳を傾け、
私たちに何ができるか考えましょうね。
それでは また
BY ひろ☆たかさわ

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