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2015.7.15.(水)
ディベートコーチ・オクヤマの「直言居士で失礼いたします」
第34斬 「聞き上手への道」(2015年7月15日)

ディベートコーチ・オクヤマの「直言居士で失礼いたします」
第34斬 「聞き上手への道」
気がすすまない会社の飲み会、取引先との接待飲み。
「仕事が終わったのに、また仕事。。。」みたいに考えていませんか?
しかも、隣に座った人が、気難しいことで知られる○○部長!!
だったりすると、さらに気が滅入ってしまいますね。
しかし、貴重なお金と時間と労力を費やしている訳ですから、
何かしらプラスに役立てないかと考えるのが前向きです。
そこで、今回のコラムでは、『聞き上手』になることで、
人間関係の構築に役立つ方法について、アドバイスしていきます。
■相手を主語にして話す
先日、第一線で活躍するやり手の営業マンと宴席で同席する機会がありました。
同じ社内の人間ではあるのですが、初対面だったので、
うまく楽しめるかと思いましたが、杞憂に終わりました。
営業マン:
「オクヤマさんは転職組なんですね。」
「前の会社と比べてうちの会社はどうですか?」
「オクヤマさんはどうして転職しようと考えたんですか?」
「オクヤマさんは学生時代は何をされていたんですか?」
さすがやり手営業マン!!
営業という仕事を通じて、
「相手を主語にして話す」という習慣が身についているんですね。
お陰様で、初対面というハードルを全く意識することなく、
宴席を楽しむことができました。
もちろん、私も負けじと、
相手を主語にした話し方で応戦したことは言うまでもありません。
よくある失敗パターンとしては、自分を主語にしてしまう形です。
ダメ営業:「私はゴルフが好きなんです。」
     「私がこないだ手がけたプロジェクトですが、、、」
これでは、相手は面白くもなんともありません。
初対面であれば、「なんでお前の話を聞かなくちゃいけないの?」
と思われること必至です。気をつけましょう。
■相手に興味を持つ
まず大切なのは、相手に対する興味・関心を持つということです。
ここがなくては、つまらない飲み会になってしまいます。
弊社の『使えるディベートセミナー』では、全3回の講義を通じて、
「相手に興味をもつ」「相手をもてなす」「相手との違いを楽しむ」
ことの重要性・有用性をお伝えしています。
セミナーの最終日には、卒業生を対象とした懇親会(任意参加)を開催しているのですが、これが大変に盛り上がります。
受講生はもともと初対面同士の間柄にも関わらずです。
「お互いに相手への興味・関心を示すことで、人は楽しくなる」
という原理・原則が働いていることの証左でしょう。
■質問で相手との心の距離を縮めよう
『質問』には不思議な力があります。
それは、「質問すればするほど相手との心の距離が近づく」という力です。
質問をする際は相手の返答を拾っていくと、
会話がスムースにつながっていきます。
例えば、以下のような形です。
 あなた:「久保田さんは週末はどんな過ごし方をされていますか?」
 久保田:「息子の野球チームでコーチをしているんです。」
 あなた:「コーチですか!すごいですね。学生時代、野球をされていたんですか?」
 久保田:「いや、すごくないです。実は、子供時代から野球とは無縁なんです。」
 あなた:「えっ、そうなんですか? 野球経験がないのに、なんでコーチをしようと考えたんですか?」
 久保田:「昔から野球には興味があったんです。でも、教育熱心な両親が反対でできなかったんです。」
 あなた:「そうだったんですか、ご両親が反対を。」
 久保田:「だから、今はすごく野球を楽しんでいます。息子と一緒に同じことができるのも最高です!」
 あなた:「なるほど!一石二鳥という訳ですね。それで、息子さんは今、、、、」
このように相手の背景や価値観まで掘り下げることができると、
ぐっと親近感が湧いてきます。
話の続きとして、息子さんや家族の話に拡げていけば、相手をもっと知ることができます。
相手も気持ちよく会話を楽しんでくれることでしょう。
■まとめ
「聞き上手」になる大前提は、「相手への興味・関心」です。
その上で、「相手を主語にする」「質問を重ねる」ことができれば、
初対面だろうが、よく知らない人であろうが、怖いものはありません。
結果として、心の距離が縮まり、相手への共感・親近感が生まれれば、
「会社の飲み会で人間関係を構築した」という成果を得ることになります。
当コラムで紹介したテクニックは氷山の一角にすぎません。
ご興味のある方は、弊社の『使えるディベートセミナー』にご参加ください。
2015/8/23(日)から始まる第15シーズンも定員枠が埋まりつつある状況です。
受講を検討されている方は是非お早めにお申し込みください。
お待ちしております!!!

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