論題詳細

講評

BMニューディベートフロンティア2005 ファイナル 全体講評

論題

「論題:日本政府は納税者番号を導入すべし」

2005年3月運営チーフ:中西夏雄

1st RumbleであるBMニューディベートフロンティア2005が終わりを告げる。
最後に相応しく、役者は揃った。
大会常連の井上と奥山が組む「ファウスト」に中村兄・弟が組む「ブラッズ」。
ツワモノ同士のファウストは最強か!?と思わせるが、1年半振りの復活タッグとなる中村兄弟ペアも、お互いの魅力を引き出しあうよう、欠点を補いあうような可能性を感じさせる。
肯定否定両サイド主張による2試合は、全く言い訳できない構図。
さあ、フロンティアをものにするのはどっちだ!?


【第1試合 肯定側 ファウスト(奥山真・井上晋) vs 否定側 ブラッズ(中村貴裕・中村雅芳)】

徴税の公平性と納税義務、この2つを軸に納税者番号制度導入の重要性を紐解いてゆくファウストに対し、納番制が税収に大したインパクトがないだけでなく、他国の事例をもとに、犯罪利用の可能性、そしてプライバシーが侵される危険性を訴えるブラッズ。
納番制がもたらすのは、国民への公平感かプライバシーのガラス張りか、どちらも我々国民に判断を突きつける!

【第2試合 肯定側 ブラッズ(中村貴裕・中村雅芳) vs 否定側 ファウスト(奥山真・井上晋)】

公平な徴税と名寄せによる徴税業務効率化、そして徴税率アップは年金改革をももたらすと主張する肯定側に対し、ペンタゴンへのハッキングを引合いに、情報漏洩を100%防ぐ事は無理な上、納税者番号制による情報は、非常に付加価値が高く、犯罪に巻き込まれる可能性が高いとする否定側。 所得補足率95%の中、あと5%を補足することにどんな意味を見出すのか、所得や支出を第三者に知られることは、どんな危険を招くのか、完全徴税の理念、センシティブ情報の由縁が解き明かされる。

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