講評

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論題

BMディベートチャンピオン選手権試合: OPENING MATCH:
「仮面ライダーとウルトラマン、日本の特撮ヒーローはどっち?」

2007年11月

仮面ライダー側:中村貴裕 
ウルトラマン側:高澤拓志
【試合結果】:仮面ライダー側勝利

【前半部分:仮面ライダー側立論~仮面ライダー側尋問】
ヒーローとは、自らを重ねられるものとした仮面ライダー側に対して、絶対的な存在であこがれだとしたウルトラマン側。両者ともに笑いとロジック(主張を裏付ける理由証拠)を散りばめながら論を展開しており、ここまでのところはほぼ互角の内容。但し、日本の特撮ヒーローを扱っている論題であることから、日本的な観点を加えた(柔の道である投げ技を多様している、だとか黙々と仕事をする姿勢が日本のわび、さびを理解しているなど)ウルトラマン側が少し優勢に立っていた。

【後半部分:ウルトラマン側反駁~仮面ライダー側最終弁論】
勝敗を決めたのは、後半戦に入ってからであった。仮面ライダー側は、ウルトラマンからの攻撃を受けて見事に返していたのに合わせて、両者の比較をしながら仮面ライダー側が勝ることの材料(有効打)を多く活用していた。特に、最終弁論においては、ウルトラマン側がそれまでの繰り返しになり新しい材料(有効打)を出せなかったのに対し、仮面ライダー側はヒーローが自らなるものというスタンスを崩さずに(主張に一貫性を持たせたまま)、多様な角度から論を展開していったことが勝利につながった。

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