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2013.12.9.(月)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第30回 追悼・マンデラ元大統領(2013年12月9日)

週刊コラム 時事問題をネオ・ディベートでひも解く
追悼・マンデラ元大統領
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話 第30回

こんばんわ

 ITの世の中になって、いろんな犯罪もでてきてるけど、
「リベンジポルノ」って言葉があるんだそう。
女性に振られた腹いせに、その女性の裸の写真をばらまく。
この平和な世の中で、
曲がったことが大嫌いな二丁目のお姉さまがたは本当に怒ってるわよ。
その犯罪のニュースをみたら、
容疑者の名前が、龍馬っていうから、また驚いたわよ。

信長・龍馬といえば
BMのディベートでもとりあげた「日本史のヒーロー」の代表格。

龍馬といえば、「無血革命」。
つまり、血を流さずに大政奉還・明治維新を成し遂げた
立役者と言われている。

その「無血革命」で人種差別をなくした、
元南アフリカ共和国大統領のネルソン・マンデラ氏が
95歳で亡くなったというニュースが駆け巡ったのね。

アパルトヘイトの南アフリカ共和国、
人種差別の垣根を見事に取り除いた。
黒人と白人が共存共生して平和を築くことを訴え続けた。

27年間も獄中生活を送りながら、
人種差別に対して闘うことをやめず、
だけれども決して白人を恨み復讐することはなかった。
その、驕り高ぶらず、謙虚で誠実な人柄は、
まさに「聖人」というにふさわしいわ。

その生涯は、「平和」というものに対しての壮大な闘いだった。

BM代表の太田龍樹は、
ディベートにおいて、「言葉の定義を明らかにせよ」と常に説く。
これは、お互いの議論の土俵をつくると同時に、
その基本概念をより深く考察し、ひも解いていくということを意味している。

憲法改正や、国連常任理事国の問題を扱うときも
「国家」「国益」と同時に「戦争」「平和」の意味だけでなく、
歴史や背景も含めて深く考察させるのがネオ・ディベート流なのよ。

マンデラ氏は、「平和」という言葉の定義について
ただ単純に、争いのない、血をみないということではなくて、
このような「人類、人種を超えた共存と国家の繁栄」という
その先を見据えた大きなビジョンを持っていたのでしょうね。

「敵と共に座し相手を諭せる国こそが真のリーダー」
「国同士の違いを認め、隔たりを取り去ることが世界の前進につながる」

1998年に、当時の米国大統領クリントン氏に対して言った言葉。
国民ひとりひとりをみて、希望を持てる社会を常に目指した。
それを成し遂げようという想いを強くもって闘った。

ビートりゅうきは、マンデラ氏の追悼コメントとして、
「おいらも常に軍団の平和を常に考えてるけど、
なかなか個性が強くて大変だよ。
まあ、マンデラ氏のようなひとはなかなか現れないだろうねえ。
ゴルビーと並んで20世紀の偉人だよ。」
と述べている。

1993年にノーベル平和賞を受賞するのだが、
真の理想の「平和」の意味を考えていたのは
マンデラ氏なのかもしれない。
1994年に黒人初の大統領になり、
オバマの先駆者として世界に貢献した。
獄中生活や闘病しながら95歳まで生き抜いた
その強靭なカラダは
彼の想いをものせた芯の強さを物語っている。

ご冥福をお祈りしましょう・・・・

それでは また

BY ひろ☆たかさわ

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