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2014.10.14.(火)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第74回 「発明の対価と知的財産について~ノーベル物理学賞」(2014年10月14日)

週刊コラム 時事ネタをネオ・ディベートで紐解く
ひろ☆たかさわの ディベートちょっといい話  第74回


こんばんわ

週末になると台風ね
被害が最小限であることを祈るけど
スポーツの試合やコンサートが中止になったり
ものすごい影響ね。

ところで、
日本からノーベル物理学賞 3名の受賞者がでて
うれしいニュースに日本中が沸いたわね。

1週間ほどたったけど
興味深い記事があった。
この「発明の対価」をどう考えるのか。
とくに、企業で研究するひとにとって・・・・・

今回受賞した中村修二教授は、
日亜化学工業を相手に闘い続けてきた。

世の中のひとのためという想いでやってきたのだが
このような大発明という成果がうまれるのには
それなりの「インセンティブ」が必要なのだと。
インセンティブとは、動機付け・誘因という意味。

これは、企業に属して成果をあげているひとなら
一度は考えることかもしれない。
自分は会社にこれだけ貢献してるのに
これだけ収益をもたらしているのに
なぜこんなに給料が安いのか?
なぜ認めてもらえないのか?

でも、それは企業に歴史や看板、
その設備やノウハウがあるからできるのであって、
自分ひとりのチカラでは
なにもできないのだと考えることもある。
それなりの教育システムや研究開発費というコストもかかっている。

あるいは、自分は給料のために働いているのではない。
その自己実現のため、世の中のためと本気で考えれば
報酬の話などなくなる。
自分の時間とお金を使って、
ボランティアしている人はたくさんいらっしゃるわ。

もし自分が稼いだものをすべて手に入れたいなら
「リスクを背負って自分で起業すればよい」
といわれるかもしれない。
「世の中そんなに甘くないよ」と。

ただ、このような大発明で
企業に莫大な利益をもたらした場合はどうなんでしょう。
この発明の対価の計算方法は本当に複雑で、
正当性を得るのは難しいけど、
資本主義経済の日本で
これからも国が成長し、
もっともっとこのような知的財産が産まれるためには
しっかりとした仕組みが必要なのでしょうね。

それでは また

BY ひろ☆たかさわ

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