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2017.4.4(火)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第202回 「吉田照美さん、文化放送での帯番組は一旦卒業」(2017年4月4日)

週刊コラム 時事ネタをネオ・ディベートで紐解く
ひろ☆たかさわ の ディベートちょっといい話  第202回

こんばんわ
4月、新年度を迎え
会社では入社式、学校も新た期を迎えて
入学式を控えているかたも多いわね。
少し寒くて、まだ桜が遅れてるみたいだけど
気持ちにフレッシュに、またがんばれるよい時期よね。
テレビ番組も改編が行われるけど
ラジオの世界でも
いわゆる帯番組の改編が行われたりもする。
文化放送で長年パーソナリティーを務めてきた吉田照美さんは
今回、文化放送での帯番組は一旦卒業となる。
66歳、照美といっても男性。ロバと名付けられる風貌。
文化放送のアナウンサーとして入社し、
現在では退社してフリーだけど
1980年に「てるてるワイド」をはじめてから
36年半、時間を変えながら文化放送(JOQR)で
ずっと毎日のラジオから情報を発信し続けたのよね。
どんな世界でも長く続くには理由がある。
車で営業回ってる方々が、午後のお昼すぎの時間
「やるきMANMAN!(愛称:やるまん)」を聴いて
小俣雅子さんとのくだらないかけあいで息抜きをしていた。
でも、その笑いを求める姿勢は徹底していたわ。
いまやったらネット炎上しそうな企画。
日替わりの「ようかんマン」や「お助けマン」に
喫茶店に侵入して仕掛けをさせて小声でレポートさせる、
知ってるヒトには懐かしいコーナーよね。
自分でも、「東大ニセ胴上げ事件」などをおこす。
もちろん合格なんてするわけないのに、
行って「あったー合格!!」とばか騒ぎして胴上げする企画。
ここ最近では、安部晋三首相の政策に対する批判を続け
映画「シンゴジラ」を「晋ゴジラ」とパロディーの油絵を描いて
風刺した。ネットはまた炎上し、照美さんを批判した。
「権力者を風刺できない世の中はすごく危険」と照美さんが危惧する。
ものが言えなくなった日本で
メディアとしての役割をぶれない軸で全うしようとした。
同じ、ラジオの一時代を築いてきた
永龍輔(えい・りゅうすけ)さんは、記者団の質問にこたえ
「『てるみくらぶ』は、とんでもない旅行会社だけど
照美さんの功績は大きいのよ。
徹底的に笑いを求めているけど、ちゃんと社会的風刺を忘れてないから。
東大の話も、受験生には迷惑なはなしだけど
日本の教育のありかたや東大の権威主義
加熱する受験戦争への皮肉だし、
わたしは面白いとおもいますよ。
笑いとまじめのコントラスト、批判的精神とぶれない軸
他がやってなくても実行できる行動力。
そんなことができるひとでしたね。」
と述べている。
あらたな目標を掲げて走り出す4月だけど
世の中に普通に流されて過ごすよりも
こんな照美さんの生き方も見て
自分には、「ひとと違った何ができるのか?」って
考えることも大事よね。
そうしないと、いくらがんばっても
取り残されてしまうし、
権力のなかの、カラーの無いひとりの人間でおわってしまう。
あたしたちも、今の自分を振り返ってみましょう。
それでは また
BY ひろ☆たかさわ

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