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2013.12.24.(月)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第32回 「オルフェーヴルから教えてもらったことって?」(2013年12月24日)

週刊コラム 時事問題をネオ・ディベートでひも解く
オルフェーヴルから教えてもらったことって?
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話 第32回

こんばんわ

いよいよ今年もあと一週間ね。

フィギアスケートで五輪出場選考が決まったけど、
全日本選手権7位に終わった安藤美姫さんが
三回連続出場ならず、引退を表明。
いろいろあったけど、母になり、最後は自分らしく燃え尽きて・・・・・
お疲れ様でした!!

一年の終わりといえば、競馬の有馬記念。
同じく引退レースとして、オルフェーヴルが花道を飾った。
それも、2位のウインバリアシオンを8馬身も離す圧勝で・・・・・・

あたしたち素人からみると、
なんで、こんなに圧勝した馬が引退するのかしら?なんて思うのよね。
野球や相撲では考えられないでしょ?
ファンから、「まだやれる!」なんて言われて・・・・・

で、調べていたんだけど
どうやら理由は二つあるみたい。

ひとつは
競馬の世界って、自分が勝つのも大事だけど
子孫を繁栄させることもとても大事なのね。
種牡馬として、次世代への継承をする
そのために良い状態で引退するのが重要なのだそう。

もうひとつは、
オルフェーヴル自身はG1レース6勝という輝かしい実績があるけど、
決して順風満帆ではなかったのね。
ものすごい血統の馬だけに、荒れたレース展開が多く、
1番人気に応えられないことも。
ここ最近は体調万全ではなく、
有馬記念当日も8割の力が出せればいいという状態だった。

某所で調教師をやっている武リュウキ(通称タケリュウ)は
東京の某焼肉店で記者団の質問にこたえ、
「オルフェは強かったけど、
暴れん坊でなにしでかすかわからん欠点があった。
これがなければもっと勝てたかもしれんけどなあ。
でも、これを押さえつけてはあかんのですよ。
ロゴスとパトスの両輪ってやつでしょ?
この『気の悪さ』ってやつを、
次世代に伝えてほしいねえ。夢が膨らむよ。」
と述べている。

バーニングマインド理事の太田龍樹は、
常に「次世代への継承」を唱えてきた。
バランスのとれた人間的魅力とともに、
その人間の良さ(能力)を引き出し、強いチームをつくっていく。
独特の方法論と哲学がそこにある。
今回の引退は、表面的にはわからない、
深いものがあると感じたわ。

でも、あの有馬記念の圧勝は
どう見ても、偶然の勝利じゃないわよね。
横綱は強いまま引退するのが美学なのかしら。
「強いヒーローを望む」
そんなファンも、
凱旋門賞を勝てなかった、その偉業を子孫に託し、
3年間激走したオルフェーヴルに
「お疲れ様」っていいましょうね。

それでは また

BY ひろ☆たかさわ

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