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2015.6.22.(月)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第109回 「大相撲元大関・貴ノ浪の急逝」(2015年6月22日)

週刊コラム 時事ネタをネオ・ディベートで紐解く
ひろ☆たかさわの ディベートちょっといい話  第109回
こんばんわ
梅雨空がつづき、
東北ではヒョウが降ったり、豪雨の異常気象が続いて
また大変な週末だったわね。
日韓の外相会談が行われ、
今後の首脳会談の足場を固めたという報道。
世界遺産登録についての妥協案を出したとのことだけど
あれだけ日本をバッシングしていた韓国政府が
どうしてって思うわよね。
話し合いを積み重ねて、
お互いより良い方向にってことならよいけど
なんだか、急にいろいろ都合が悪くなって
方向転換したようにも見えるわね。
外交問題だけに、お互い譲れない部分もあると思うけど
隣国として協調してやってほしいわね。
訃報をひとつ。
大相撲の元大関・貴ノ浪が43歳の若さで亡くなったという報道に
相撲ファンならずとも驚いた。
中学をでて青森から上京し、
のちに横綱となる武蔵丸と同時に大関にあがり
1990年代の若貴時代を支えた。
主役ではなかったが、
優勝2回、それに準ずる優勝決定戦で敗れる準優勝が2回。
その他でも、常に優勝争いにからむ安定感もあり
いまの大関陣から比べると、
大関としての威厳もあったような気がする。
それでも、
死を悼む角界や相撲ファンからは、
「ユーモラスで気さく、本当に愛すべき人柄」だったという。
大関を2度陥落しても
自分にしかとれない「スケールの大きな相撲」を取り続けようと誓い
土俵に立ち続けた。
すぐに勝負にでるのではなく、
相手をひっぱりこんで十分な体勢にさせ、
時間をかけて料理するカタチ。
豪快な小手投げやかわず掛けは、
そのふところの深さを十分活かした、
計算されたストーリーのある取り口。
心臓に持病があり最後は引退を余儀なくされるけど、
プロのスポーツマンとして結果を出しながらも
自分の役割に徹し、
満員の国技館から湧き上がる歓声をつくることにこだわった。
角界のご意見番といわれている龍鵬(りゅうほう)は
このニュースを受けて記者団の質問に答え
「あまりにもはやすぎたよ・・・・・
酒を一日3升のむ豪快さも禍になったけど、
2メートル近い長身や、土俵際での豪快な逆転劇は
見ているファンを楽しませてくれたよね。
まあ、受けてばかりでもっと攻めろという批判もあるけど、
自分の哲学と型(かた)にこだわったんだろうね。
勝ちにこだわるのも大事だけど、
キャラがたっていたし貴重な存在だった。
それでも、稽古場ではきびしく後輩を指導していたし、
やっぱり実力と人望ががないとあそこまではできないよ。」
と述べている。
もっと身体をいたわっていれば・・・・
などという声も聞こえてくるけど、
最後まで自分の人生を貫いた。
そんな生き方にもひとつ、
皮肉にも、はやすぎた死が、
あたしたちにも人生を教えてくれたわね・・・・・・
それでは また
BY ひろ☆たかさわ

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