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2016.6.2(木)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第158回 「資本主義経済のあり方」(2016年6月2日)

週刊コラム 時事ネタをネオ・ディベートで紐解く
ひろ☆たかさわの ディベートちょっといい話  第158回
こんばんわ
伊勢志摩サミットが閉幕し
政治・経済・国際関係
いろいろなことが動きだしたわね。
オバマ大統領が
現職大統領として初の広島訪問
そして世界的な経済的リスクの存在を共有したとして
日本では2017年4月に予定していた
消費税増税の延期の方向で動き出した。
過去を振り返り
未来へ向かって正しいと思われることを
議論し、決断して行動することは
政治家、各国のリーダーの役割。
国民はそれが正しく判断しなくてはならないわね。
この議論は他に譲るとして、
このサミットで
いつもながらではあるがこんな記事をみつけた。
サミットの食事会で出た日本酒や
首飾りの真珠、
各国首脳にプレゼントで配られた万年筆は
インターネットで公表された途端、問い合わせや注文が相次ぎ
もう1年先にも買えないほど。製造側は頭を抱えているそう。
ちなみに、万年筆や3万円
ご当地の真珠の首飾りは、18金で14万円だそう。
これも、経済効果といえばそれまでなんでしょうか?
公共事業でも、日常の衣食住でも、
なんらかの新しい需要は経済にプラスの効果を産み出すし、
そのアイディア自体が貴重な財産でもある。
でも、
そもそも「著名人と同じものを飲みたい、身に着けたい!」というのは
単なる無用な欲望ではないのかしら?
文明や科学技術が進歩して、なんでも便利な世の中になった。
美味しいものをたべたい、少しでもいいものを手に入れたいという
欲望はだれにでもあるが
一方で、毎日の生活をしていくのがやっとのひとや、
被災してそれどころでないひともいる。
これがすべてではないにしても
この欲望・欲求というのが今の資本主義経済を動かしているのは
正しいといえる。
舛添東京都知事が、
税金を私的に使用していると指摘されている。
もちろん、政治家は国や地域のために
粉骨を惜しんで働いていると信じて税金を納めているのだから
正しく使われていればなんの問題はないけど
この「人間の欲望」が垣間見える。
消費税の増税延期の議論は
景気への影響と、
国家のグランドデザイン・借金まみれの日本の財政の行方のはざまで
おおきな決断を迫られる。
決めるのは政府や与野党の議論でもあるが
我々国民でもある。
右肩上がりの経済成長を終え
いろいろな経済危機を乗り越えてきた今、
なにが正しいのか?
いま目の前にある資本主義経済、
人間の欲求に訴え、需要を産み出し、
消費していくこの世の中をみて、
一旦頭をクリアにして、
あたしたちも、考えなくてはならないわね。
それでは また
BY ひろ☆たかさわ

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