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2017.10.30(月)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第232回 「篠沢秀夫教授」(2017年10月30日)

週刊コラム 時事ネタをネオ・ディベートで紐解く
ひろ☆たかさわ の ディベートちょっといい話  第232回

こんばんわ
台風がめまぐるしくやってきては去って行く。
今年の10月はそんな週末が多いわね・・・
そんな中で、使えるディベートセミナー第23シーズンが開講!!
受講生全員が「主役」となって
いきいきと学んで卒業してほしい。
篠沢秀夫さんが亡くなった。
享年84歳、晩年は難病ALSとの闘い。
1980年代に人気を博した
「クイズダービー」の1枠を11年間まもり続けた。
番組の主役ははらたいらと竹下景子。
クイズ番組の「名脇役」、というのも篠沢教授の人間の品格かしら。
平均正答率は3割2分7厘だそうだけど
司会の大橋巨泉さんにいじられながらニコニコ笑って珍回答するのも
必要な存在だったのよね。
商工中金の不正融資問題が明るみになった。
これが、ほぼすべての支店で行われていたという。
いろいろな業界で不正や違法性が指摘されるようになったけど
だれにどのような影響があるのかが一番大事なこと。
この不正融資でいわゆるメリットを享受するのは
その商工中金そのものと融資をうけた企業。
条件によって、国から利息の補填をうけられたり
元本回収ができなくても、国の保証があるという
ざっとこんな仕組み。
融資を受ける企業の条件をクリアするために
企業業績の資料を改ざんしたと見られる。
全支店で行われていたということは
組織としてそのような不正が行われた可能性が高い。
このケースは「危機対応融資」という
震災へ被災した企業などを想定しているけど
それに使われたのは1割程度で
国からの強い圧力で、
融資額を伸さなければいけないというプレッシャーからか
安易な不正が常態化した。
キャストを国民に移せば
税金が、このような不正乱脈に使われており
まっとうに活動している企業や個人事業者にとっては
いかにも腹立たしい、水面下の出来事ということになる。
不正を持ちかけられて断った社長さんもいらっしゃるのでしょう。
厳しい予算をかかえて
必死で生き残ろう、使命を果たそうという正義感が
あだになる。
そこの一線を越えてはならない、
もう一度立ち返るしかないわね。
篠沢教授は、クイズの正解数が8問中3問を超えると
「ちょっと下品でしたね」と言われるのだそう。
そんな謙虚な姿勢にも、少し目をむけたい。
ルールの中で闘い、さまざまな登場人物に配慮し、
メリットもデメリットもその影響力も
すべて考えなければ・・・
その品格も問われるから。
それでは また・・・・
BY ひろ☆たかさわ

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