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2017.4.20(木)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第204回 「フィギアスケートの浅田真央さんが引退」(2017年4月20日)

週刊コラム 時事ネタをネオ・ディベートで紐解く
ひろ☆たかさわ の ディベートちょっといい話  第204回

こんばんわ
北朝鮮の軍事行動や
国内でも凶悪犯罪の犯人が逮捕されたり
あまり良いニュースがないわね。
フィギアスケートの浅田真央さんが引退を表明。
日本中に衝撃が走ったけど
もう若い芽が育っているし、
次のオリンピックへの日本の出場枠も減ったこともあって
引き際としてはよいのかなって思う。
26歳。その活躍や功績は
いろいろなところに書かれているし
このコラムでも取り上げたこともあるから
あえてもう書かないわ。
ただ、気になったことがあって
スポーツ界ご意見番の張本勲さんが
「真央ちゃんは、万人に好かれていたからね・・・」
ってテレビ番組でコメントしていた。
あたしも、
こういう若くてキャラがたっている
真央ちゃんとか、遼くんとか、愛ちゃんとか
好きなのよね。
なんか、才能もあるけど、
期待をされてそのプレッシャーと闘っている姿や
愛嬌は、日本人のひとつの夢や希望でもあったと思う。
でも、本当に真央ちゃんが好かれていたのかは
あたしの感覚的なものでしかないのよね。
本人が望んでいたわけでもないだろうし
もっと違う生き方をしたかったのかもしれない。
ライバル キム・ヨナに勝つことを
国の期待として背負い、
トリプルアクセルにこだわり続けたのは
本当に本望だったのかしら・・・
いままでの功績に敬意を表しながら、
そんな、裏の人生に想いがいってしまう。
ヒトに好かれるって、本当に正しい行為なのか?って
考えてしまう。
だれのために生きているのか?
それがマスコミや周りのためにつくられたものだとしたら・・・
「真央ちゃんみたいに好かれるひとになりたい」
って思う、そんな夢やあこがれは大事だけど、
それだけが、人間の光であるとしたらあまりにも単純すぎる。
心理学者のアドラーのように「嫌われる勇気」も必要。
それは、自分の人生を生きるために
単純に「他人にあわせ、対立せず」に生きるのではなく、
自分のことは自分で決める。それが他人の期待と違ったとしても。
だから、
真央ちゃんは、本当は好かれようとなんかしてなかったと思う。
オリンピックで勝つことを宿命として
徹底的に自分を追い込み、
でも、勝つためにまわりには
「しっかり着実な演技構成を習得しよう」といわれたにもかかわず
超難度のトリプルアクセルにこだわりつづけた。
その超絶さや肉体的負担ゆえに
他の演技にも影響を与えたのだけど、
そこは他人に振り回されずに
嫌われようとしたのだ。
そして、
生半可な人生や実績なら
まだ、ニコニコ笑ってスケートも続けていられるのだろうけど、
もうだめだと思ったら
多少は悩んでもがいたけどここでスパッとやめる。
だれに止められても、嫌われても
そんな人生を貫いてほしい。
そして、後進の指導をするには
もっと嫌われなくてはならないわね。
そういう生き方に、
「やっぱり真央ちゃんみたいになりたい」って思われる。
ライバルとの闘い、周囲のとの闘い、そして自分との闘い。
本当にお疲れ様でした。
それでは また
BY ひろ☆たかさわ

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