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2018.3.13(火)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第248回 「『仮想』という概念」(2018年3月13日)

週刊コラム 時事ネタをネオ・ディベートで紐解く
ひろ☆たかさわ の ディベートちょっといい話  第248回
(2月21日に書いたコラムです)

こんばんわ

平昌五輪も終盤にさしかかり
かなり盛り上がっているわね。
過去最高にメダル数。
想定していたより多かったのかしら。

選手達も、
自分の競技するところを
想定して練習しイメージトレーニングをする。
会場やコースだけでなく
場の雰囲気や緊張感、
経験がものをいうけど、「オリンピックはやはりちがった」と
試合後に語る姿は
結果論でもあるけど
想像を絶するものでもあるのでしょう。

この想像や空想とまた別次元にある
「仮想」という概念。
実際にはない事物を、仮にあるものとして考えてみること。

「仮想通貨」
流出事件がニュースでたびたび報道されているわね。
本物の通貨を「仮想」した通貨を流通させる。
この通貨の最大のリスクは
このような流出、紛失のリスクということがわかってきた。
価格が暴落するリスクは?
通貨が消えてなくなるのでは??
そのリスクを防いでいるのは
ブロックチェーンとコンピューター制御ということになるのだそう。
しくみは複雑。

この仮想通貨ひとつとっても
あたしたちも
イメージだけで物事を判断できないわね。
どんなメリットやデメリットがあって
その背景にはなにがあるのか??
しっかり調べないと議論できない。

国家が通貨を管理するということが
本当に正しいのか?という
奥の深い議論をつきつけるのかしら。
通貨供給が権力の温床になったり
景気の変動そのものをおこし、調整もする
インフレとデフレが国民を苦しめることにもなる
国によって通貨が違えば、
外国送金をするのも国家間の監視があるし
時間もかかるし
なんといっても為替の変動がある。

ビットコインのような仮想通貨なら
そのような
通貨に振り回されることもなくなり
安い手数料で、外国への送金も簡単にできる
「仮想」という名前の通貨が
国に管理されることもなく
銀行の通帳を通ることもなく
ここまで広まっているのは驚きよね。
もはや「仮」の通貨ではない。
信用してなりたっている通貨。
あくまでも「仮想」なのだけど
これだけ詐欺事件が横行しても
全世界で仮想通貨のシステムは成り立っている。

あたしたちは情報を集めて
そこからいろいろな仮説をたてていく
複数のシミュレーションをたてると
いろいろなアイディアが産まれてくる。
これから起こるであろうことを「仮想」するけど
ただただ想像を巡らせるのではなくて
登場人物を考えたり、
メリットとデメリットを考えるのがディベート思考。
「考える知恵をあなたに貸そう(仮想)。」

それでは また・・・・

BY ひろ☆たかさわ


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