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2017.12.20(水)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第237回 「権利」(2017年12月20日)

週刊コラム 時事ネタをネオ・ディベートで紐解く
ひろ☆たかさわ の ディベートちょっといい話  第237回

こんばんわ

天皇の皇位継承の日程が決まり
約200年ぶりの天皇の退位なのよね。
これもいろいろな議論があるけれど
天皇の職位やいままで背負ってきた歴史と同時に
それにしばられすにそれこそ
80歳を超えたお身体で実態的な行為
それこそ「プリンシプル」に考えると
もう後継に譲るべきなのかしら。
そして、天皇陛下個人にも、生きる権利があると考えてもよいのかしら。

権利に関することで言うと
こんなニュースがあった。
最近の分煙の環境から
職場で煙草を吸う場合、喫煙所に行かなくてはならない。
そこで、煙草を吸わないひとからは
その喫煙所にたびたび席を立つのは休憩だから
その時間は不公平だという声があがっているそう。
ある会社では、ノンスモーカーに、
年間最大で6日間の有休休暇を与える制度をつくったとのこと。

たばこは20歳以上なら法律で認められているし
お酒のように、夜じゃないとダメということもないから
ルールさえ守ればよいのではとも思う。
厚生労働省の調べでは、
男性30~40代の喫煙率は4割超。
喫煙者の権利も認めてほしいと、喫煙スペースはまだある会社のほうが多いのでは?

一方で、
喫煙者の精神状態などを重くみているのか
喫煙者を採用でとらない会社があるそう。
「星野リゾート」がそうで、
ニコチン切れの集中力の低下や喫煙スペースの無駄を
問題にしているそう。
一種の強制力と権利の問題に見えるわね。

いまの日本は、
年功序列や体育会の上下関係の時代から、
豊かさと権利と時代になったのかしら。
歪みをなくすように改革は大いにすべき。
さきほどの採用の問題では、
年齢と性別の制限さえしなければ、
どんな基準を設けても法的に問題ないのだそう。

経営者が
社員にプロとしての自覚を求めるのは、
当然といってはおかしいのかしら?
経営者や管理者は、
自分の会社を世の中のためにと日夜経営を考えつつも、
働く環境を常に考えなくてはならない。
仕事は職場だけと考える人でも、
昇進はしたい、出世もしたという。
自己研鑽で自分を磨けといっても、
「それは時間外労働ですか?」などといいかねない。

そんな世の中でも
そういうさまざまな考え方の持ち主同士が
社会では共存していかなくてはならない。
「組織」や「競争社会」で自ら学び生き残ってきたかたたちと
「それは教わってないからわかりません、いちから教えてください」
というこのスタンスの違いを埋めるのには相当時間がかかるわね。
ここは
「人間的魅力」や「おもてなし力」という概念がひびくまで
じっくり教育するのか。
それとも、わかる人間だけを選考するのか。

さきほどの煙草の問題は
そういう意味では、広く一般的な権利というよりも
ひとつの人間の「能力」と捉えられる。
煙草を吸わずに生きていけるという能力。
それを採用基準にすると思えば納得もできる。

天皇陛下だけは、誰にもできるものではない。
けれども、
この時代の変化で「退位する」というのは、
皇位継承や皇室典範も問題はあるにしても
本当の意味での勇気がいることだったのかもしれないわね。

それでは また・・・・

BY ひろ☆たかさわ


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