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2018.3.17(土)
ひろ☆たかさわのディベートちょっといい話
第249回 「裁量労働制」(2018年3月17日)

週刊コラム 時事ネタをネオ・ディベートで紐解く
ひろ☆たかさわ の ディベートちょっといい話  第249回

こんばんわ

「アメリカンドリーム」という言葉がある

均等に与えられる機会を活かし、
勤勉と努力によって勝ち取ることの出来るものとされ、
その根源は独立宣言書に記された「幸福追求の権利」に拠る。
18世紀のアメリカにおいては、
ヨーロッパに比べ、出自や身分が決定的な役割を果たすことが少なかった。
自由と平等の国で、民族、出自に関係なく成功できるとされ
実際に大成功を収めている人が少なからずいる。

いま国会で
「裁量労働制」についての議論がなされているわね。
成果主義に基づく賃金支払いといってもよいのかしら。
「みなし労働時間」と実際の労働時間を分けて考える。
この裁量労働制の適用拡大について
野党は、賃金無しの過重労働の可能性を言及している。

この議論は、不当に働かされるブラック企業問題で
夜寝る時間も与えてもらえず過労死や自殺に追い込まれた
その遺族の声をきき、
日本の労働環境を守ろうという点で
考えなくはならない。
「若い社員が、早く仕事が終わったから帰りますって言えますか?」
いまの日本の風土では、言えないだろうというのが
妥当な考え方なんでしょうけど、
「終わったのでお先です!」って
定時にならないのに普通に帰っていく若者も
いまの時代いてもおかしくはない。
いろいろな権利に守られ主張でき、
さらにこういう制度が入れば、それを利用してなにが悪いの?ってなる。

一方で、
同一労働・同一賃金はわかるけど
解釈は別としても
なんでも並列にしようという考えは
戦後、資本主義社会のなかで成長し続けた日本にいて
あたしたちの明るい未来を考えるうえで
本当に正しいのかとも思う。

そこに、教育環境の格差や
産まれながらにして能力の違いはあるにせよ
勤労の義務、納税の義務があるなかで
その価値観にてらしていきていく。

ロック界でゼロから成り上がったといわれている
矢沢龍吉は、記者団の質問にこたえた。
「やっぱりやるかやられるかの勝負で生きてきたからね。
なにかに守られたわけでもなく
戦友も失ったけど、
でも失敗してもまた出直して
なんかをつかもうってやらなければ、成功はないよね。
誰にでもチャンスはあるし
自分なりのスケールで逆境を跳ね返す。
人間には上も下もないし、今からでは遅いってことない。
ただ、謙虚さと礼儀は忘れずに、ヨロシク!」

日本女子のカーリングで銅メダルを掴んだ
LS北見の本橋麻里さんは、
2010年に、もう一度大きな花を開かせようと
1から選手集めとスポンサー交渉をした。
選手の人生を輝かせようというメンタリティーは
指導者から選手にも伝わる。
メダルという大きなドリームを掴んだ。

過酷な条件で必死に働くひとたちを
日本は守らなくてはいけない。
でも、努力した人が報われる
才能ある人材を伸ばせらる
金メダルやノーベル賞だけでは
決して計れないのだけど
そんな仕組みを作って欲しいと切に願う・・・

それでは また・・・・

BY ひろ☆たかさわ


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