論題詳細

講評

BM漢祭り2004 予選(2004年2月開催) 全体講評

論題

「論題:日本政府は、裁判員制度を導入すべし」

2004年2月 運営委員長 高澤拓志

先月に引き続いて行われた漢祭りの第2弾。一歩リードしている久保田・井上を 止められるのかに注目が集まった。聖地・新宿スポーツセンターには20名近くの 観衆がつめかけ、エキシビジョンマッチ 1試合に続き、漢祭りのシングルマッチ 3試合が行われた。
 また、各試合の後に、BM公認ディベートインストラクターの太田龍樹による解説と 講義が行われ、オーディエンスに理解を深めてもらうとともに、今回の論題である 「裁判員制度」の本質を語ってもらった。


【エキシビジョンマッチ(2004年2月) : 井上晋 vs ディベーターA・中村雅芳】

昨年入会の二人、ディベーターA・中村(雅)がタッグを組み、 その挑戦をグラディエーター井上が一人でうけるという図式になった。なんとか金星を 挙げようと1ヶ月間がんばってきたディベーターA・中村、太田の熱血指導を受け(?)、 内容としては互角以上に渡り合った。 しかし、ここは代表の貫禄、高いレベルでの エトスとパトスが上回り、井上の勝利となった。ディベーターAの反対尋問が彼の成長ぶりを 物語っていた試合、来月も期待したい。

【BM漢祭り2004(2004年2月) 予選第4試合: 中西夏雄 vs 高澤拓志】

今月から復帰の中西夏雄、昨年のディベートマニアでのHMS24同門である高澤拓志との対戦。なんとか緒戦をものにして弾みをつけたい中西、 もうこれ以上負けられない高澤。肯定側の中西、1ヶ月のブランクからか緊張からか、 今ひとつさえないオープニングスピーチであったが、否定側の高澤が肯定の議論の土俵に 上がらずに独自の論を展開するというミスを犯してしまい、肯定側中西の勝利となった。 このカードは昨年4月のナイト決定戦以来で、対戦成績は1勝1敗。

【BM漢祭り2004(2004年2月) 予選第5試合:  奥山真 vs 久保田浩】

かつてディベートナイトを争った二人、久保田浩と奥山真の対戦。 全勝の久保田は勝ってこのまま走りたい、一方、前月井上に僅差で敗れた奥山は なんとしても勝ちたい試合。 試合は肯定側の奥山が綿密なリサーチによる奥深く 論証された内容と、その自信からくる堂々たるプレゼンにより、否定側久保田を圧倒。 反対尋問でのお互いの激しい攻防は印象的だが、結果奥山が大差をつけての勝利となった。  久保田がキング以外のシングル戦で敗れたのは1昨年のグラディエーター決定戦で奥山に 敗れて以来で、こんなに大差で敗れたのは記憶にない。このカードの対戦成績は 2勝2敗。

【BM漢祭り2004(2004年2月) 予選第6試合:  久保田浩 vs 中西夏雄】

久保田浩と中西夏雄の対戦。この二人がシングル戦を戦うのは初めて。 試合後の講評でもあったが、二人ともプレゼンにおいて持っている能力を出し切れず、 静かな戦いとなった。試合内容はメインジャッジに譲るとして、肯定側久保田の勝利。  久保田の反対尋問での「YESかNOでお答えください」と断った上でいくつかの質問を 浴びせていく、それに対し中西は「ええ、YES」とひとつひとつこたえていた、 今までにないパターンを見せた。久保田は3勝1敗で全日程終了となった。 一方中西は痛い黒星、来月巻き返しを図りたいところだ。このカードの対戦成績は、 久保田の1勝0敗。

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